no nukes more hearts .........

top
about us
news

賛同・協賛
パネルデザイン
 ダウンロード

お問い合わせ
リンク


archives
過去のイベントなど
* NO NUKES MORE HEARTS
ストップ再処理
パーティ&パレード
1118@日比谷野音
(2007.11.18)


もっと知ろう

再処理工場と原発









再処理工場と原発



画像をクリックすると拡大します     


原発とは


 日本には原発(原子力発電所)が55基もあります。原子炉の中で燃料となるウランを核分裂させると高い熱が発生します。その熱でお湯を沸騰させ、水蒸気でタービンを回して発電をするのが、原子力発電です。発電の方法は火力発電と同じです。熱になる材料が石炭・石油か、核燃料か、という違いです。核発電と言うとわかりやすいのかもしれません。

 物を燃やせば灰が残るように、原発の核燃料を燃やせば、放射能のゴミである「死の灰」が出ます。核分裂した破片が「死の灰」になるのです。これはすべて人工の放射能で生物に害を与えます。中には寿命が1000万年を超える放射能もあり、一度生まれたら寿命をまっとうするまで環境を汚染し続けます。

 核分裂のコントロールに失敗したり、原子炉に水が送れず冷やせなくなったりすると、大事故になります。チェルノブイリ原発事故の悲劇で実証されたように、原子力施設の大事故は地球規模の放射能災害となってしまいます。
しかし、原発は、事故の時はもちろんですが、日常的に気体や液体の放射能を環境中に捨てています。「薄めているから影響はない」と言うのですが、それが何十年も続いて、果たして影響がないと言えるでしょうか。そして発生する「使用済み核燃料」だけでなく、施設全体も放射性廃棄物になってしまうという、まさに、最悪の環境汚染源と言えます。

 燃料となるウランはすべて海外から輸入しているのですが、ウラン鉱石を採掘する時点から労働者が被曝したり公害が起きています。原発や再処理工場はまるで現代科学の最先端のように思われていますが、下請け労働者たちは床にこぼれた放射性廃液をチリトリですくってバケツに入れたり、ボロ布でこすって放射能汚染を取り除くといった作業に従事しています。被曝量全体の95%以上が電力会社の社員ではない労働者たちです、健康や命の犠牲がなければ成り立たせることができないのが原発なのです。

 核分裂は二酸化炭素を少ししか出さないと言われていますが、フル出力か運転停止か二択の原発は小回りがきかないので、常に火力など他の発電をスタンバイさせておく必要があります。また、事故やトラブルなどでひんぱんに停止するため、大停電を防ぐためにも火力などの発電所をスタンバイしておかなければなりません。つまり、原発が増えれば火力発電所も増えるので、温暖化の防止にはつながらないのです。反核・脱原発は、究極のエコと言えます。

 世界の地震の20%は日本でおきています。地盤が弱く「豆腐の上の原発」と呼ばれる柏崎刈羽原発と同じように活断層の上に建っている原発もあります。いつ来てもおかしくないと言われる東海地震が起きれば、柏崎刈羽原発のM6.8を上回るM9の恐れもあると言われ、浜岡原発は「なまずの上の原発」と呼ばれています。そんな巨大地震が原発の真下で起きたら破壊的な被害を受け、チェルノブイリを上回る大爆発事故にもなりかねません。その場合、首都圏は消滅するでしょう。


地震で原発構内の道路が液状化し
凄まじい地盤沈下地割れ

地震で原発構内の道路がここまで波打った

地震で折れた原子炉建屋クレーン


再処理とは


  六ヶ所村は青森県の下北半島の付け根のところに位置しています。そこにある核燃料サイクル施設の中に、再処理工場はあります。
 ちょっとまぎらわしいのですが、原発と再処理工場は違います。再処理工場は原発と違って電気を生み出しません。原発から出る「使用済み核燃料」の中で生まれたプルトニウムを取り出す、いわば「プルトニウム生産工場」です。

 プルトニウムは、原発でウランを燃やしたときに生まれるもので、自然界にはほとんど存在しない人工的な元素です。「地球上で一番猛毒」「角砂糖5個分もあれば日本全人口が全滅」などと言われている、非常に危険な物質です。半減期は2万4千年!つまり半永久的に地球上のどこかで放射能を出し続けることになります。

 プルトニウムは核分裂をしやすく、原爆の材料にもなります。長崎に落とされたのはプルトニウム原爆「ファットマン」でした。原子炉や再処理はもともと「核開発」のための軍事技術だったのです。

 プルトニウムを「高速増殖炉」で燃料に使うという利用計画がありましたが、世界は撤退、日本でも1995年にナトリウム漏れ・火災事故を起こし長期の運転停止中。実用化するには机上の計算でもまだ50年も先のことになるそうです。
 プルトニウムとウランを混ぜたMOX燃料に加工して通常の原発で燃料として使う「プルサーマル計画」を立てましたが、危険性への不安などからそれぞれの地元での反対が強く計画はストップした状態で、まだ行われてもいません。事実上、使い道がないのです。使い道がないのに、どんどん危険な物質を取り出せば、余ってしまいます。六ヶ所再処理工場はまったく必要性がありません。

 「使用済み核燃料」の中には「死の灰」が生まれます。放射能レベルが何ケタも高くなります。せっかく閉じ込められていたのに、プルトニウムを取り出すために「使用済み核燃料」を切り刻むと、中の「死の灰」も全部外に出てきてしまいます。
 再処理というとリサイクルのようにやさしく聞こえますが、「原発が1年で出す放射能を再処理工場は1日で出すほどだ」といわれるように大量の放射性廃棄物を環境中に放出してしまいます。
高さ150メートルの煙突からは扇風機のようなものを使って気体状の放射能を大気へまき散らし、液体状の放射能廃液は沖合3キロ先まで延ばされた配管から海に垂れ流されます。
 先日地震により被害を受けた新潟の柏崎刈羽原原発は「世界最大の原発」なのですが、六ヶ所再処理工場では、大気に放出されるクリプトンという放射能は柏崎刈羽原原発の約5000倍、海に垂れ流されるトリチウムという放射能は、なんと約8万倍です。放射能は大気中でも海水中でも、その寿命をまっとうするまで地球上のどこかで放射能を出し続けます。日常浴びる放射能も増えそうですが、そこで育てられた農作物、海で獲られたお魚を食べる事で、体内から被曝してしまう危険性があります。

 施設は放射能で汚染され交換部品などは放射性廃棄物となります。さらに工場の操業後は、施設全体が放射性廃棄物となってしまうため、元の使用済み核燃料と比べて約200倍もの廃棄物を生み出すという試算もあります。再処理を行わなければ、これらはすべて発生しなくて済む廃棄物なのです。